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ドライバーインタビュー

アシストサービス 青木さん

神奈川県 川崎市

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経験豊富なベテランドライバー、神奈川県川崎市のアシストサービス代表 青木さんとお会いしました。利用者のために試行錯誤を続け、長い道のりを乗り越えてきた苦労と喜びについて語っていただきました。

当時は今よりも福祉移送サービスが行き届いていなかった

開業に至った経緯と時期を教えていただけますか?

開業は2003年できっかけは家族の介護でした。当時は介護タクシーがなかったのでセダンタイプの一般タクシーを利用していましたが、乗り降りが大変で何か他に移動サービスはないものかと悩み、NPO法人などが運営する、いわゆる「ボランティア輸送」の利用を始めたんです。

ボランティアであれば料金の負担も軽くなったのでは?

それが逆だったんです。行き先が同じでもドライバーによって毎回料金が大きく違ったんです。疑問に思った私が「運転手さん、どうしてこんなに毎回料金が違うの?」と聞いたのですが、「乗せてやってるだけ有難いと思え!」と怒鳴られて・・・憤りと悲しさでやりきれない気持ちになりました。

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車いす乗降可のマーク

それはひどいですね・・・そんな方はほんの一部だと思いますが、家族の介護をする身にとっては辛い言葉でしたね・・・。

はい。困っている人の足元を見ているような対応に心底がっかりしました。そこでたまたま目にしたのが九州で介護タクシーを始めた遠賀タクシーの記事でした。そこから介護タクシーについて調べ始めて、全国組織の事業者団体に加盟して開業しました。その後は紆余曲折合って現在は近隣の介護タクシー事業者とグループを作って連携しています。

メーター運賃以外の料金で利用者に混乱を招いた

紆余曲折とは・・・いろいろあったのでしょうか?

2003年の開業時に加盟した事業者団体を地域の仲間と一緒に退会してNPO法人福祉輸送事業連合会(お出かけ応援団)を立ち上げたのが2005年でした。その中でケアマネージャーなどからアドバイスを受けて当時設定のなかった乗降介助料を頂く料金体系を初めてスタートしたのが私でした。

介護報酬の算定基準を参考に「通院等乗降介助」の単位から料金(1,000円程度)を設定していたのですが、それが業界の不当な価格高騰の引き金になり、利用者に混乱を招いてしまいました。結果、私はお出かけ応援団を離れて営業するようになりました。

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車両はトヨタハイエース
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ラグビーワールドカップのナンバープレート

介助料名目で利用料が事業者によって大きく変わるようになったんですね・・・。

その通りです。根拠のない料金設定、事前に料金説明がない、売上げが欲しい時やお客様によって料金が変わるなど、それはひどい状態でした。そこで個人タクシー事業者とも交流があった私たちは消費税が8%に切り替わる2014年4月にある決断をしたんです。

一般タクシーと同じ運賃で利用者の不安を解消

料金体系を一新した?

料金を一般タクシーと一緒にして乗降介助料を頂くのをやめました。もちろん室内での介助などは別になりますが、通常の乗降介助のみの場合はメーターから出てくる領収書をお渡しするだけでOKになりました。最初は営業に大きな痛手がありましたが、一般タクシーと同じ分かりやすい料金が功を奏して、だんだんと輸送回数が増えていきました。

それは良かった。最初の営業スタイルに戻ったんですね。

その代わりと言ってはおかしいのですが、一部の一般タクシーで設定のある「車種指定料金」というものを頂いています。いわゆるワゴン車指定料金です。

グループのネットワークと自交総連との連携

アシストサービスのセールスポイントを教えてください。

「安心・安全・快適」ということと、料金体系が明確ということ、また川崎・横浜地区で営業する介護タクシー同士のグループで対応できるという点ですね。あとは自交総連神奈川地方労働組合との連携で行政との交渉など個々の事業者よりも影響力を持って取り組めています。

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整理整頓された快適な車内

自交総連との連携というのは全国でも珍しいのでは?

だと思います。現在は自交総連神奈川のケアタクシー支部員として特別支援学校の送迎を担当しています。この業界はなかなか横の連携がないので、今後いろいろなサービスを提供していくうえで自交総連とのつながりはとても重要だと思っています。

川崎区という地域事情と細やかな心づかい

利用者はどのような方が多いですか?

病院送迎が多いです。特にこの川崎区は人口透析に対応している大きな病院が多いので透析の患者さんの利用が多いですね。患者等搬送事業者でもあるので医療搬送が多いのは確かです。

お客様に便利で快適につかっていただけるように工夫をされていることはありますか?

組合員にもよく話していることですが、私たちはエンターテイナーでもあるということです。お客様とのコミュニケーションを大切に移送を行うことを心がけています。例えば会話が苦手な方、体調が思わしくない方など、お客様の状況に合わせてコミュニケーションの方法を選んでいます。

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患者等搬送事業者の認定証
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後部座席でも高音質な音楽を

あとは車内設備でスピーカーを付けていることですね。私たちの使っている車は純正で後部座席に向けた音響設備がないので、お客様の希望もあって設置しました。

おばあさんと玄関で朝ごはん!?

お客様とのエピソードで印象に残っていることを教えてください。

たくさんありますよ(笑)開業してから5万人前後の方をお乗せしていますので。いつもご利用いただいている90歳近いおばあさんが、ある朝玄関の前で朝ご飯を用意して待ってくださっていて「一緒に朝ごはん食べてから行こう。」と言われたときは驚いて困りましたけど・・・うれしかったですね。

公共交通機関としての責任を果たさなければ業界は発展しない

最後に利用を検討されている方へメッセージをお願いします

これからもっと高齢化が進み、私たちのような仕事の需要はますます増えていきます。明確で適正な料金、確かなサービスで応対していかなければお客様に支持されなくなってしまう。介護タクシーが公共交通機関としての責任をしっかりと果たさなければ、移動困難者は増え続け、業界も発展することはないでしょう。

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リフト操作もベテランの手さばき
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トヨタのエンブレムでちょっとした遊び心を

川崎で実績豊富なアシストサービスは、料金体系が明確なので安心してご利用いただけます。またベテランドライバーがお客様のおでかけをしっかりサポートしていますので、ぜひご利用ください。


インタビュー中にお客様から予約の連絡が入った際、丁寧に料金を説明する姿を見て思わず感心してしまいました。青木さんはご自身の健康のこと(自分が身体を壊したら困る人がたくさんいる)、自分がリタイアした後のお客様のことなど、介護タクシー事業者としての責任をつねに感じ、新しい情報にアンテナを張ってしっかりと先を見据えている方でした。

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アシストサービス

代表 青木 紀夫
神奈川県生まれ、スポーツメーカー勤務からアパレル業界を経てアシストサービスを開業。好きなスポーツはラグビー、趣味はゴルフ。好きな言葉は「念ずれば叶う」。自交総連神奈川地方労働組合ケアタクシー支部副支部長。

アシストサービス 情報ページ

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