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介護タクシーコラム

安全な移動のために(福祉車両安全板)

お出かけ

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介護タクシーを利用するすべての方とドライバーが安心して安全に移動できるように。タクシーの防犯板を転用した福祉車両安全板「車でおでかけあんしんボード」をご紹介します。この商品は介護タクシー案内所を運営する株式会社Plan to Createが企画しています。

車内に潜むヒヤリ・ハット

介護タクシーを認知症の方や知的・精神障がい者の方が利用する時は、ヘルパーや看護師、ご家族が付添で同乗することが多いのですが、介助者が付添をしていても移送中に利用者が後部座席から手を出してドライバーの腕をつかんだり、顔を触ったりしてしまうことが稀にあります。そこで「危ない!」と感じたことのあるドライバーも少なくないはずです。

防犯板ではなく安全板

介護タクシーに必要なのは一般タクシーのような「防犯板」ではなく利用者とドライバーを守る「安全板」です。車でおでかけあんしんボードは多様な介護タクシーの車種と事業者の要望に応えるために量産を行なわず、手作業で1点ずつ製作しています。

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1BOX・軽ワゴンタイプ
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セダンタイプ

シート位置の調整でフレームにゆがみが発生するため、現在は写真のように運転席と助手席を横断する1枚のボードは基本的に取り扱っていません。助手席・運転席で1枚ずつ作成します。

素材は強度、耐久性の面で最も適している「ポリカーボネイト」樹脂100%の板を使い、角をゴムで覆いネジ止め部分にはリベット加工を施しています。急停止などで利用者が前へ飛び出すことがあっても、あんしんボードを設置していればケガなどのリスクが大きく減ります。

以前から需要があった福祉車両安全板

商品化以前にも福祉車両を使用している介護施設や介護・福祉タクシー事業者から、おもにディーラーや架装業者を通じて製作依頼を受けることがありました。知的障がい、精神障がい者のご家族が自分の運転する車に設置を希望する場合もあります。

ほとんどの方がタクシー防犯板メーカーに問い合わせてみるのですが、タクシー防犯板は量産型の商品なので、1点ずつの細かなオーダーに対応できず断られてしまい、どこに製作を依頼すればよいか分からなかったようです。

1点ずつ手作業で製作

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あんしんボードの工房

埼玉県にある工房ではタクシー防犯板の製作以外に、福祉車両への手すり架装工事や今後義務化される予定の「アクセルブレーキ踏み間違い防止装置」の装着など、一般の自動車整備工場ではあまり扱わないサービスを提供しています。「こんなものが欲しい」というリクエストにも可能な限り柔軟に対応してくれます。

外出をもっと気軽なものにしたい

高齢者や障がいのある方、体の不自由な方にとって、外出は大きなハードルです。特に認知症や知的、精神的な障がいで多動や他害など介助者のサポートが必要な状態の方やそのご家族は、外出先でトラブルを起こさないかという不安から外出そのものを控え、やめてしまうこともあります。

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あんしんボードをデコレーション

外出をもっと気軽なものにしたい。介護タクシーでの移動がより安全・安心になることで、より多くの方がお出かけを楽しめるように、「車でおでかけあんしんボード」で1歩踏み出すお手伝いをしていきたいです。

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車でおでかけあんしんボード

同乗者から運転者への予測不能な行為で発生する危険を未然に防ぎ、自動車での安全な移動を守るボード(福祉車両安全板)の紹介をしています。

車でおでかけあんしんボード ホームぺージ

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