介護タクシーコラム
みんなのこえ vol.6
どうも。すっかり忘れたころにやって来る「みんなのこえ」です。決してサボっていたわけではありません…。vol.4では推薦・応援コメントがあって嬉しい回だったのですが、ここしばらくは利用者からの厳しいご意見が多く、掲載を先延ばしにしていました。
お客様と介護タクシー事業者、それぞれの立場で異なる意見があると思いますが、今回は事業者以外の方から寄せられた声の中から、4件ご紹介したいと思います。
楽しみにしていたお出かけが台無しに…
ずいぶん昔に一度お願いしたことがある事業者、前回は気にならなかったが、今回は最初から怒っているようなキツイ感じ…。ベッドからリクラ(自前)への移乗は乱暴で、リクライニング車いすのヘッドレストに主人の頭が強く当たって顔が青くなっていました。頭が当たっていると言っても気にも留めません…。リフトで乗車する時は足の位置をずらす介助もしてくれず、炎天下で汗だくになりながら私が介助しました。
コロナで滅多に外出しないなかで、楽しみにしていたお出かけが台無しに…。怒るというよりも悲しい気持ちになりました。
玄関から外へ出る段差にケアスロープ(自前)を使用するのですが、スロープの持ち手を壊されてしまいました。壊れたと言っても相手にしてくれません…。人が見ていないところだからこそきちんと対応して欲しい。
要介護5、呼吸器使用・男性の介助者(奥様)からの声です。文章からとても大変な思いをされたことが伝わってきます。確かに「人が見ていないところ」の対応で、良い介護タクシーなのかが分かるのだと思います。
料金明細を出してくれない!
介護タクシーの料金が事前の説明より高いということで相談があった。病院のMSさんを経由して20,000円程度という見積内容で、吸引機を使わなければさらに安くなると案内されたが、実際は23,000円だった。さらに保険外利用で車内に席が空いているのに同乗させてもらえず、付き添い者の迎えの車が来るまで30分待つことになり、待機料金を請求された(こちらはMSさんに交渉してもらい、サービスとなった)が、なぜ乗せてもらえないのか。
料金の明細を出してほしいといっても応じてもらえず。利用者が金額に納得できず支払いを保留にしていると、介護タクシー事業者側が警察に通報するとエキサイト…。何にいくらかかったのか分かれば利用者も納得すると思うのですが、なぜ明細が出せないのか?
某都道府県の消費者センターからの問い合わせでした。当事者間でかなりヒートアップしている状況のようでしたので、所轄の運輸支局輸送担当に相談するようお勧めしました。
話を聞く限り、この介護タクシー事業者が「旅客自動車運送事業者は、旅客又は公衆に対して、公平かつ懇切な取扱いをしなければならない」(旅客自動車運送事業運輸規則 第2条2)を遵守しているとは思えません。付き添いの方が乗車ができないことについて何か理由があったとしても、明細を提示できないのはおかしな話です。
危険な運転はやめて欲しいです
埼玉県●●市付近に×××と書かれている介護送迎タクシーを頻繁に見かけるのですが運転が荒く感じます。おそらくこちらに記載されている埼玉県▲▲の会社だと思われますが、前方車両と車間もあけず煽りぎみでしたし、私が歩行者優先の横断歩道を横断中にもかかわらず、強引に走ってきて轢かれそうになりました。
運転していたのは中年の女性だったと思います。ちゃんと交通ルールを理解していない方なのか、あまり周りが見えていない様にも感じました。送迎時間のノルマでもあるのでしょうか?あれでは送迎されている方々も不安だと思います。危険な運転はやめてほしいです。
一般の方からのメールでした。介護タクシーに限らず、危険な運転はやめて欲しいです。自分も車を運転するときは十分気を付けたいと思います。お客様を乗せている介護タクシーならばなおのこと、慎重に運転してもらいたいですね。
行きと帰りでドライバーの説明が違って…
東京都の●●という介護タクシーを利用した際、行きのお迎え時間が、向こうの都合で11:00から11:30に遅れるということでしたので「目的地での滞在時間が短くなるので、帰りの待ち合わせ時間を(お願いしていた)14:30から15:00に変更していただきたい」と行きのドライバーさんにお願いしました。
行きのドライバーさんからは「そうしましたら、念のため14:30としておいて、もし時間が間に合わない場合は事前にご連絡いただければ時間変更可能です。料金もいただきません」と説明を受けていたので、安心して過ごすことができました。
滞在時間がやはり短かったため、待ち合わせ時間の30分前、14:00に時間の変更を依頼しましたが、帰りを担当するドライバー(代表の方でした)から「行きのドライバーはアルバイトだ。アルバイトの言っていることが間違っている。時間変更は不可なので、14:30から現地での待機料金をもらう」と言われました。
「スタッフによって話が違うのはおかしい。そもそも(お迎え時間が)遅らせたのはそちらですし、重篤な母にとって念願のお出かけだったのに…そんな業者と帰りの時間を一緒に過ごしたくない。帰りの予約はキャンセルしたい」と申し出たところ、キャンセル料として1万円請求されました。
キャンセル料の支払いは14:30に現地にいるからすぐに来てください、と言われすぐに現地に向かったところ、30分待たされ、到着したのは15:00でした。これだと14:30からの待機時間という説明もおかしいものだと思いました。キャンセル料を支払う時もなぜか上から目線で説教を受け「あなたみたいな利用者は非常識だ。介護タクシーはハイヤーだと思え」と言われ、大変悲しい思いをしました。
介護が必要な方や介護を日頃行っている方に、こんな思いをして欲しくないので、口コミ欄を掲載していただきたいです。何卒宜しくお願いいたします。
長いコメントでしたが、ほぼ全文を掲載しました。それぞれの立場でいろいろなご意見があるかと思います。ただコメントを拝見する限り、介護タクシー側の対応に改善すべき点があるのは明らかです。改善してもらいたいです。
口コミ欄の設置については、リクエストを多くいただいていますが、同業者間の誹謗中傷、なりすましによる荒らし行為のチェックなど、今の編集部では対応しきれない部分が多く、こちらの「みんなのこえ」で紹介しています。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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