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介護タクシーコラム

EDSサポートタクシーはお出かけの新しいカタチ

お出かけ

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福祉限定の介護タクシーは要支援・要介護状態であること、ケガや病気、障がいにより公共交通機関での移動が困難なことなど、利用できる方に制限があります。東京の日本交通が2011年より展開しているEDS(エキスパート・ドライバー・サービス) お出かけサポートタクシーは、利用者を限定することなく提供できる新しいサービスです。

2015年にグッドデザイン賞を受賞したEDSについて、日本交通株式会社 広報担当の野村さんに、サービス導入の経緯や今後の展開についてお聞きしました。

個人のお客様のニーズに応えていくために

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EDSをスタートさせた背景を教えていただけますか?

法人需要が減少傾向のタクシー業界において、新しい需要の創出が必要でした。日本交通ではスマートフォンの急激な普及に注目して、タクシー配車アプリ「全国タクシー」をリリースするなど、個人のお客様に選ばれるタクシー会社を目指してきました。EDSはより個人のお客様のニーズに応えるべく、当時社長だった川鍋会長の号令で社内公募をおこない、2011年8月に27名のメンバーでスタートしたサービスです。

EDSで提供しているのはどのようなサービスですか?

下記の通り、大きく3つのカテゴリーに分かれています。それぞれ担当ドライバーがチームを作って営業しています。3つのサービスが重なった需要がある場合、例えばサポートが必要なお客様の観光案内などは、関係するチームが連携してお客様のご要望に合わせた対応をしています。

  1. 東京観光タクシー(東京の観光案内を担当)
  2. サポートタクシー(お客様の外出先での付き添いなどを担当)
  3. キッズタクシー(お子様の送迎、新生児・乳幼児をお連れのお客様を担当)

最上位の乗務員がサービスを提供する

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EDSのドライバーになるには何か資格が必要なのでしょうか?

日本交通の乗務員は3つのクラスで編成されています。黄色いタクシー(東京四社カラー)に乗務する「一般乗務員」、一般乗務員で会社が定める条件を満たした希望者がグレードの高い黒いタクシーに乗務する「黒タク乗務員」に、さらに優秀な乗務員は最上位の「スリースター乗務員」「EDS乗務員」になります。

「スリースター乗務員」「EDS乗務員」は、ごく少数のドライバーが持つ資格です。その中でも特にEDSは乗務員全体の約2%、サポート担当乗務員は0.5%という、ごく限られた専門性の高いドライバーによるサービスになります(いずれも2018年6月現在)。

またEDSの乗務員になるためには下記の資格取得が条件となっています。資格取得については会社がサポートを行っています。

  1. 東京観光タクシー
    東京シティガイド検定、東京観光タクシードライバー認定 など
  2. サポートタクシー
    介護職員初任者研修、ユニバーサルドライバー研修 など
  3. キッズタクシー
    小児救急講習(MFA)、救命技能認定 など

乗務員主体の取り組みを会社がサポート

サポートタクシーの特徴を教えてください。

乗務員が直接お客様とコンタクトをとって運営しているところです。スキルの高い乗務員で構成されたプロジェクトなので、サービスの内容、運用の仕組みなど自分たちで作り上げてきました。会社は彼らの取り組みを多方面から支援しています。

素晴らしいですね。代表的なサービス展開を紹介していただけますか?

三越日本橋本店の特別研修を受講した乗務員によるお買い物サポートやJAL・ANAの羽田空港搭乗サポートとの連携が代表的なサービス展開です。その他病院の付き添い、冠婚葬祭、お墓参りなど、日常のお出かけをサポートしています。

基本は移動サービスだが個別の要望にも柔軟に対応

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現在の運用体制と利用状況をお話しいただけますか?

現在サポートチームは38名体制で、1日約20台が稼働しています。70代以上の方のご利用が多く、半数近くが車いす利用者です。稼働している車両の約8割がUDタクシーのJPN TAXIで、月間でおよそ200件の予約をいただいています(いずれも2018年6月現在)。

サポートチームのメンバーは都内23区+武蔵野市・三鷹市エリアの各営業所に所属しているので、予約状況や申し送り事項は社内ネットワークやSNSを使って共有しています。そのためスマートフォンを使えることもEDS乗務員になる必須条件となります。

介護タクシー(福祉限定)と違う点を教えてください。

あくまでも通常のタクシーであり、介護タクシーのように利用者を限定していないところが大きな違いです。また介護保険の適用、お食事やトイレのお世話といった生活介助、ベッドから車いすなどの移乗介助、階段介助には対応していません。もちろん介護タクシーと同様に医療行為も行うことができません。それ以外については予約時にご相談いただければサポートチームで検討して可能な限り柔軟な対応をしています。

また、輸送をお引き受けできるエリアが東京23区+武蔵野・三鷹市からの出発もしくは到着となっているので、都道府県単位が営業エリアの介護タクシーとは若干異なります。

たくさんの「ありがとう」をいただけるサービスへ

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最後にサポートタクシーの今後の展望をひとことお願いします。

私たちは移動のプロとしてもっと多くの方のお手伝いができるよう、人材育成に力を入れています。サポートタクシー担当乗務員を増やしていくとともに、勉強会などを通じてサービスのクオリティ向上を目指しています。お客様からどれだけの「ありがとう」をいただけるか。それを目標にして私たちは日々営業しています。

当社の乗務員全員が「スリースター乗務員」「EDS乗務員」レベルのサービスを提供できるよう、さまざまな取り組みにチャレンジしていきたいです。


日本交通は全国ハイヤー・タクシー連合会、東京ハイヤー・タクシー協会の会長でもある川鍋会長を筆頭に、これまでのタクシーの常識にとらわれない、新しい取り組みにチャレンジしているタクシー会社です。タクシーという移動サービスを誰もが気軽に利用できるように。介護タクシーとは一味違う、新しいお出かけサービスのさらなる成長に期待したいです。

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日本交通株式会社

陣痛・観光・サポート・キッズなどのタクシーサービスやタクシー配車アプリ「全国タクシー」など、新しいタクシーのかたちを実現している「乗ってよかった」にこだわるタクシー会社。

日本交通株式会社 情報ぺージ 

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