ドライバーインタビュー
森澤ニコニコタクシー 森澤さん
気持ちの良い秋晴れの浅草・吾妻橋。コロナが一段落して、外国人観光客の姿を見かけるようになりました。今回は2020年に東京都墨田区で開業された森澤ニコニコタクシーを訪問、代表の森澤さんにお話を伺いました。
目 次
「ラスト ドライブ」というプロジェクトを知って…
森澤さんはセカンドキャリアとして介護タクシーを選択されたそうですが、なぜ介護タクシーだったのでしょうか?
TVで見た「ラスト ドライブ」という番組がきっかけで、退職後は高齢者や体の不自由な方のお出かけをお手伝いする仕事をしようと思うようになりました。2017年頃だったと思いますが「願いの車」という車両で死を前にした人を最後に出かけたい場所に連れて行くという、ドイツのプロジェクトについての話でした。
それで退職後に介護タクシーの開業準備を始めたのですね。
介護職員初任者研修を受講しながら二種免許を取得しました。資格取得後、近くの介護タクシーで開業に向けた現場経験を積ませていただきました。その方には開業支援を行っている介護タクシーグループを紹介してもらうなど、とても良くしていただきました。
専任の予約担当がしっかり対応
森澤ニコニコタクシーの特長を教えてください。
専任の予約担当がいることです。介護タクシーは個人事業の方が多いので、午前中の通院時間帯は運転や介助中で電話に出れないことが多いんです。うちには予約担当が別にいますので、運行時間帯でも予約を受けることができます。
それは利用者にとって有難いですね。電話がつながらないという話はよく聞きますので…。
同業者からの代行依頼は私のところに届くので、ダブルブッキングとならないよう予約担当とコミュニケーションを取りながらスケジュールを管理しています。午前中の通院時間帯はどうしても受けきれないことがありますが、午後の予約であれば比較的余裕があります。
優しさをもって親切・丁寧に
日頃のお仕事で心がけていることはありますか?
介護タクシードライバーのみなさんがそうだと思いますが、優しく親切・丁寧に接することを心がけています。ただ運んで終わりではなく、会話を大切に車内での時間を楽しく過ごしていただきたいと思っています。
助手席側についているカメラは何に使用しているのでしょうか?
車両左側を撮影するカメラです。一般の自動車でも障害物などに当ててしまうことが多い死角なので、幅寄せや付き添いの方が乗車される際にしっかりとカメラの画像を確認して対応するようにしています。
お客様から気軽に声をかけてもらえる関係づくり
お客様とのエピソードで印象に残っていることはありますか?
退院のお手伝いをした男性のお客様の話です。生活相談員の方から「少し気難しい、好き嫌いがはっきりしている人」と言われていたので緊張していたのですが、海外を相手にお仕事をされていた方で、私も海外駐在経験があったので意気投合して、買い物や食事にもご利用いただくようになりました。
森澤さんはその方と気が合ったのですね。
「ちょっと付き合ってくれないか」と予約をいただいて、買い物と食事で4~5時間ご一緒することもありました。こうやって気軽に声をかけてもらえる関係をたくさんのお客様と作っていきたいですね。
いつもニコニコ、真心のサービス
最後に利用を検討されている方へメッセージをお願いします。
森澤ニコニコタクシーはいつもニコニコ、真心のサービスで親切・丁寧な対応を心がけています。通院・転院から冠婚葬祭、野球観戦まで。幅広いニーズに対応していますので、介護タクシーをお探しの方は森澤ニコニコタクシーまでご連絡ください。
森澤ニコニコタクシーの「ニコニコ」は、森澤さんが笑うとできる両えくぼをイメージして付けた名前だそうです。お出かけしたい、させてあげたい人の願いを叶える介護タクシーとして、これからも頑張って欲しいです。