fbpx

介護タクシーコラム

音楽の力で脳を活性化!音楽療法と回想法

ライフスタイル

雲の上の音符

懐メロが流れてくると、思わず口ずさんでしまいますよね。いろいろな思い出も浮かんできたりして、心も温かく楽しい気分になります♪

音楽を使ったリハビリ

音楽療法イメージ

音楽って人の心を動かす力があると思いませんか?楽しく明るい曲を聴くとウキウキ体が自然とリズムをとり始め、悲しい切ない曲を聴くと目に涙がにじみ…。それから、懐かしい昔の事を思い出させたりもします。 音楽が持つ人の心を動かす力は脳を活性化させ、認知症の予防や進行を遅らせる効果があると言われていますが、その力を活用したリハビリ方法として、音楽療法や回想法などがあります。

音楽療法

日本音楽療法学会では、音楽療法について「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の軽減回復、機能の維持改善、生活の質の向上、問題となる行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と定義しています。

音楽療法は音楽を聴くことでリラックスし、認知症の症状である不安や緊張を落ち着ける効果が期待できます。それから、メロディを聴いてリズムに合わせて体を動かす、歌詞を思い出して歌う(声を出す)などの行為は、脳のいろいろな部分を協調して動かし、活性化させます。

カラフルな音符

回想法

認知症の方は最近のことは忘れてしまっても、昔のことはよく覚えていたりします。この特性を活かすリハビリ方法が回想法です。

回想法では昔の写真や使っていた物を見たり、音楽を聴いたりすることで、幼かった頃や若い頃を思い出し、それを人に語ることが脳を活性化させます。また「昔の事は覚えている」という自信や「話を聞いてもらえている」と感じることは精神的な安定をもたらします。

どこでできるのか?

認知症予防

音楽療法や回想法を取り入れたレクリエーションは認知症カフェ、デイサービスや老人ホームなどの介護施設でよく行われています。

認知症カフェとは、認知症の方と家族が、地域住民や介護・福祉・医療の専門家と身近な場所で集い、交流できる場のことです。認知症カフェは基本的に誰でも参加できますので、お住まいの近くを探してみましょう。連れて行きたいけれど、外出は大変と躊躇することもあると思います。そんな時は、介護タクシーを利用してみてはいかがですか?多くの介護タクシーは車いすなどの貸出もあるので、歩行に心配があっても大丈夫です。

関連コラム:おでかけ認知症カフェ

自宅でもできる!

音楽療法などに興味があっても、施設のレクリエーションはちょっと…。という方は、家の中で音楽を楽しみましょう!

たとえ専門的でなくても、普段の生活の中に音楽を取り入れることはよい効果があると思います。懐メロを聴きながら写真を見たり、一緒に歌って手拍子をしたりと、生活の中でも十分にその効果は期待できます。人が集まることにリスクがあり、家の中で過ごすことが多いコロナ禍において、家の中に流れる音楽は介護を受ける側だけでなく、介護する人にとっても癒しになるのではないでしょうか。

移動中の車内でも♪

桜とオープンカー

最近は通院などの外出も、電車やバスより車で行かれる方が多いのではないでしょうか?車内で音楽を聴くのも良いですよね。

音楽で思い起こされることには「場所」の記憶も多いはずです。昔住んでいた所、子育て中よく行った公園など、懐かしい思い出がたくさんつまった場所があることでしょう。もしかしたら、デートなどドライブ自体に素敵な思い出があるかもしれません。


コロナ禍での外出は何かと気を遣います。自家用車がなくても介護タクシーなら密を心配することなく移動できます。介護タクシーにはカーオーディオが充実している車もありますので、移動中に好きな音楽をかけてもらうこともできますよ。のど自慢のドライバーさんもいるので、一緒に歌うのもいいですね。

そして、晴れて自由におでかけできるようになったら、懐メロをBGMに介護タクシーでドライブへいきませんか?若いころのデートを思い出して、恋バナトークで盛り上がっちゃう、なんていうこともあるかも♡

黒猫

著者紹介

編集部 C子
両親も後期高齢者の仲間入りを果たし、介護の入口に立っているAround50。子育てと仕事に奮闘中。

コラムカテゴリ