介護タクシーコラム
民間救急あゆみレディース結成!
まだ寒い日が続く3月、神奈川県三浦市の介護タクシーあゆみが女性の民間救急チームを作ったという話を聞き、取材に行ってきました。新型コロナウイルスの影響で、全員にお会いすることはできませんでしたが、代表の飯島社長にお話を聞きいてきました。
女性介護スタッフの需要は高い
介護タクシーあゆみのスタッフは23名で、2名のヘルパーと21名のケアドライバー(運営NPOの福祉有償運送運転者を含む)で構成されています。そのうち2名の女性ドライバーと3名のケアスタッフで結成されたのが民間救急あゆみレディースです。みなさん介護の現場経験者で、患者搬送乗務員です。
民間救急あゆみレディースのプロフィール(取材当時)
ドライバー(2名) | 二種免許、介護福祉士(1名)、介護福祉士実務者研修修了(1名)、患者搬送乗務員 |
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ケアスタッフ(5名) | 介護福祉士、患者搬送乗務員 |
「女性の介護タクシー・民間救急チームを結成したのは、当社の利用者の約6割が女性で、トイレ介助や着替えは女性スタッフに対応して欲しいというニーズが高かったからです。」と話してくれたのは介護タクシーあゆみ代表の飯島社長。指名にも対応しているので、これまでよりもリピート率が上がっているそうです。
地域の女性を積極的に採用
ケアドライバーの岡部さんをはじめ、あゆみレディースのメンバーは地元三浦市周辺の方が多い。これは子育て中のお母さんや主婦の方に時間を有効活用して仕事をして欲しいという飯島社長の方針です。
「時間を有効活用してもらうことで、効率よく働いてもらっています。日中のスポット予約にも対応できるので、会社としても助かっています。」と話す飯島社長。地域の移動を地域のスタッフで担うという考え方は素晴らしいと思います。
資格取得支援と充実した研修
あゆみレディースに限らず、介護タクシーあゆみのスタッフは介護資格を取得しています。これも飯島社長の方針で、資格取得は会社負担、できれば全員に介護福祉士と二種免許を取得して欲しいと話していました。
研修も充実しています。定期的な社内研修はもちろん、3ヶ月~6ヶ月間の介護施設研修を通して介護の現場を知ってもらう。介助には危険が多く、注意が必要だということを肌で感じてもらうためには、しっかりとした研修が必要なんですね。
経験豊富な専門スタッフがきめ細やかなサービスを提供
介護タクシーを使った移動だけでなく、通院やお出かけの付き添いなど、生活の多様なニーズにも応えているあゆみレディース。介護タクシーあゆみは女性スタッフに限らず、男性スタッフにも介護、患者搬送、生活サポートのプロフェッショナルが揃っています。
地域ナンバーワンとオンリーワン。民間救急あゆみレディースは、付き添いのご家族がいなくても、安心して任せられるサービスを目指して活動しています。