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介護タクシーコラム

足元が不自由な高齢者と一緒に沖縄観光を満喫できる交通手段と方法を提案します!

観光・旅行

ドクターフィッシュと沖縄旅行

沖縄の魅力は美しい青い空、緑豊かなやんばるの大自然、美味しい料理に温かくて心優しい人々とのふれあいです!沖縄を訪れる多くの人が、こういった魅力に触れて癒されたいと思っているのではないでしょうか。でも、沖縄特有の環境と高齢者ならではの特性をふまえて準備しておかないと、ストレスと疲れが溜まる残念な沖縄観光になってしまうかもしれません。

高齢者との沖縄観光でストレスと疲れが溜まる理由

沖縄観光地の坂道と階段

高齢者は歩くのがゆっくり。
階段を駆け上がったり、100m走を走ったりする高齢者がテレビに出ていることがありますが、そのような高齢者はほんの一握りでしょう。

健康に気をつけて運動をしていた人も転倒し、怪我が治るまで十分動けない生活をしいられることで筋力が弱まり、数十メートルの歩行もままならなくなったりします。

沖縄に限りませんが、各所の文化・歴史・自然・体験・食を100%楽しむためには、段差・階段・傾斜をクリアできる健脚が求められますよね。

足が不自由になると行ける場所が限られ、一つの観光地をまわるのにも時間がかかってしまいます。行きたくても諦めるしかないことも…。

「まわり(家族)に迷惑かけることになるから、観光・旅行は(したいけど)しない」と旅行そのものを諦める高齢者も多く、家族も頭を悩ませていることでしょう。

車がないとアクセスしにくい・観光地が広い

観光スポットまでが意外と遠い

鉄道が充実していない沖縄は、車での移動が主です。那覇空港を起点としたゆいレールも那覇市・浦添市までしか開通していません。(令和6年7月時点)

街のデザインは車でアクセスすることを前提に設計されています。そこへ後から鉄道を整備しているので、本島北部やんばるまでの開通もだいぶ先でしょう。

首里城公園も美ら海水族館もデポアイランドも、敷地が広いため、歩行に難のある高齢者にはかなり大変です。普通に歩けて階段を上り段差を乗り越えられる健常者とは、大きな違いがあります。

現場のバリアフリーを知らない人たちがバリアフリーだとPRしているから

沖縄の古民家

みなさん、障がい者・高齢者と一緒に初めて訪れる場所では、ネット検索で現地のバリアフリー情報を調べるのではないでしょうか。

ですが、宿泊ホテルや観光地の公式サイトのバリアフリー情報は当事者目線のものが少なく、旅行業関係者らの発信するまとめ記事も「手すり付きトイレの場所・観光地のバリアフリールートと車いすアクセシブルな飲食店」などの情報は把握しにくいです。これでは、せっかく立てた旅行プランにも不安が残ってしまいますよね。

移動時間が長い

沖縄の海

この点については、観光介護タクシーを展開する弊社も内省すべき点です。どんなに美しいオーシャンビューも赤瓦があしらわれた琉球家屋立ち並ぶ市街地も、1時間以上車に揺られつづけると飽きるし、疲れます。

那覇空港およびクルーズ船が寄港する那覇港から美ら海水族館まで高速道路経由でも片道1時間40分以上かかります。この移動時間に対する精神的かつ肉体的な負担を少しでも解消するためには、障がい者・高齢者目線のヒアリングと移動時間を極力おさえた観光プランニング力が求められます。

余談ですが、沖縄本島北部にもう一つの空港があると、障がい者・高齢者の移動負荷が軽減され、観光地をゆっくり楽しめるようになると思います。だれか作ってください~!

レンタカーの運転に不安がある

米軍車両の運転席

レンタカーでの旅行は、普段あまり車の運転をしない人にとって大きなストレスがかかります。土地勘のない場所で万が一事故を起こしてしまったら…と思うと旅行に行くこと自体を躊躇してしまうかもしれません。せっかくの観光・旅行も移動の運転で気疲れしてしまっては楽しめませんよね。

令和5年ユニバーサルツーリズムに対するお客様の声(国交省)

障がい者・高齢者への観光サービスを提供する事業者にとって喉から手が出るほどほしい、お客様の声アンケート資料をご覧いただきたいのですが、かなり膨大でした…。

【PDF】ユニバーサルツーリズムに関する調査業務報告書(R5.3)

なので、独断と偏見で一部抜粋してみました。

  • 多目的トイレの位置を分かりやすいように案内してほしい
  • 割引などの金銭的支援があればよい
  • 店舗の入り口・トイレ・客室・風呂などの段差をなくしてほしい
  • 移動時間が短ければまた行きたい
  • 交通機関への乗降のしやすさを求めたい
  • 移動に不安があるため旅行に行けない

利用者の不満や不安の声を解消するには、バリアフリーな人材の育成が必要です。それには膨大な時間とお金がかかります。どの業界も人出不足でキャッシュも潤っているわけでもありませんから、ユニバーサル環境整備は優先順位として低くならざるを得ないのでしょう。

ですが、放置し続けていいわけでもないのです。

足元が不自由な高齢者がストレスフリーで沖縄観光を満喫するなら

沖縄そばとじゅーしぃ

◇ なるべくお金をかけない方法

車いすと福祉車両のレンタカーもしくは普通乗用車タイプのレンタカーを借りて楽しみたい観光地を1日あたり2つまでにしぼって、体力と運転に自信のある人と一緒に時間をかけてゆっくり回る方法です。これなら、車いす介助に慣れていない家族でも焦らず急がず観光地での体験や買い物を楽しめるでしょう。

道に迷ったり手すり付きトイレやバリアフリールートを探したりする時間や、車いす介助にともなう労力はどうしても避けられませんが、家族だけ気心知れた仲間だけで回れる安心感があります。

◇ お金をかける方法

観光介護タクシーを活用することです。
観光介護タクシーの乗務員は日々現地を走りまわり、観光地のバリアフリー情報をリサーチしています。もちろん観光地内外の車いす介助も行います。そして、車も福祉専用車両なので乗降もスムーズです。障がい者・高齢者ご本人と家族の旅行中の移動にかかる負担は少なくなります。

レンタカー料金以上のお金がかかりますが、旅先で悩まず・疲れず・安全に、体験と食と買い物を楽しむことだけに専念できる価値と捉えていただければ幸いです。

タクシー乗務員それぞれの個性(接客)も、旅行や観光の満足度に関わるポイントです。旅行プランや見積もりなどを事前にやり取りすることで、その人となりがわかるかもしれません。

まとめ

観光・旅行はなるべくお金を節約して安全と快適と感動を味わいたい…!と誰しもが考えます。土地勘のない旅先での安心・安全な移動は、自動運転のシステムも法整備も行き届いていない以上、現地で働く人間の運転と労力に任せるしかありません。

頼れる人と便利な車が確保できなければ、ぜひ、観光介護タクシーを活用してみてください。美味しいところもいっぱい知っていますよ!(笑)

花城 健

著者紹介

花城 健(合同会社めぐり代表社員)
ケアドライバーとして15年間で延べ10,000人以上の運行や搬送を行う。沖縄観光の魅力の引き出しを増やすべく、食べ歩きや体験型サービスのリサーチを自ら行う現場徹底主義。地元の魅力と外出の喜びは沖縄を愛してくれる観光客から教えられたので、その恩返し運行に全力を尽くしている。ジェットコースターと飛行機離発着の瞬間が大好きな高所興奮症ドライバー。

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※このコラムは花城さんの許可をいただいて編集・転載しています。
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